転職の面接でよく聞かれる質問と回答のサンプルを徹底網羅。質問の狙いと回答のポイントを詳しく解説しています。

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前の会社で失敗したことはありますか

責任ある仕事をしている人なら、必ず何らかの失敗経験があるでしょう。
その失敗から何を学んだか、失敗したときにどのように対処したのか、
迷惑をかけた相手に誠意を持って謝罪したかなどをチェックする質問です。
ここで聞いている失敗は、単なるうっかりミスや怠惰な仕事姿勢などではなく、
真剣に仕事をしている最中に起きた失敗です。

質問のねらい
社会人として誇れる失敗をしているかチェックする。
不足の事態に対処する能力をチェックする。
失敗からどのような教訓を得たかをチェックする。
失敗を認めて謝罪する誠実性をチェックする。

失敗から重大なことを学んだ

失敗談を話すことは、「その失敗によって自分はこれだけ向上した」というアピールです。
雑用レベルの失敗では、あまり大きなことは学べません。
できるだけ業務の核心にかかわる失敗を選んだほうがよいでしょう。
その失敗から学んだことについても、次の仕事に生きてくるかどうかを十分に検討します。
また、素直に「自分が悪かった」と認める謙虚な姿勢も大切です。
「上司の指示が分かりにくかった」などと、少しでも他人のせいにしているような発言があったら、
減点対象になると考えましょう。

回答のポイント
社会人としての失敗を挙げる。
大事な仕事をしていたからこそ起きた失敗を挙げる。
「次の仕事に生かせることを学んだ」ということをアピールする。
失敗を他人のせいにしない。

回答例

お客様を待たせてしまった (ホテル従業員)
お客様から「部屋の電気が点かなくなった」という連絡を受け、
駆けつけていろいろと原因を調べているうちに、
30分もお客様を真っ暗な部屋に待たせてしまいました。
結果的に電気は点くようになったのですが、
お客様を他の空いている部屋に案内することが先決だということに気づかなかったのは、
接客業として非常に恥じ入りました。
社内業務よりもまずお客様のことを第一に考える姿勢を学びました。
下心を保護者に見抜かれた (私立校教師)
生徒の受験校について三者面談をしたときのことです。
その生徒は成績が悪く、希望する学校に合格する見込みがありませんでした。
そこで別の学校の中で、その生徒の性格に合いそうなところを探して受験を勧めてみたのですが、保護者からは「合格実績を出すためじゃないですか?」と言われてしまいました。
生徒の夢を実現させるために一緒に努力するのが教師の役目であることを、すっかり忘れていました。
部下を1人辞めさせてしまった
4人のチームでリーダーを務めていたのですが、
1人の部下が「リーダーが自分のことを分かってくれない」という理由で辞めてしまいました。
その人は口数が少なく、真面目なタイプだったのですが、
私は「そんなことだからダメなんだ」「もっと頑張れ」というような言い方を繰り返していました。
その結果、精神的に追い詰めてしまったのだと思います。
以降、人を叱るときは性格の違いに注意し、一時的な解決ではなく、「どう言えばその人が本当に前向きになるだろうか」を熟慮することを心がけています。

こんな回答をしてはダメ!

特に思い当たる失敗はありません。
その程度の仕事しかやっていなかったと思われます。
寝坊して遅刻してしまいました。
「社会人失格です」とアピールしているようなものです。
お客さんと話すとき、上司を「さん」付けで呼んでしまいました。
これも学生のアルバイトレベルの失敗です。
仕事中にネットサーフィンをしているのが見つかり、叱責を受けました。
仕事をする気がない、社内ニート、窓際族の印象を与えるだけです。
失敗と職務怠惰を混同してはいけません。
配送トラックをぶつけて修理費を請求され、大変な思いをしました。
単なる苦労話で終わっては進歩が伝わりません。
ファイル共有ソフトをインストールして、顧客情報を流出させてしまいました。
これは会社の信用を失墜させる致命的な失敗であり、懲戒解雇にもなり得ます。
問題のある人物と思われてしまいますので、あまりに重大なミスを言うのは避けましょう。