転職の面接でよく聞かれる質問と回答のサンプルを徹底網羅。質問の狙いと回答のポイントを詳しく解説しています。

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前の会社で不満だったことは何ですか

転職する理由では、できるだけ会社の不満は言わないようにするのが基本です。
しかし、実際には不満があるからこそ転職するのであり、不満がないということはあり得ません。
その不満が自社へ入社してからも起こり得るものだったら、
同じ理由で自社も辞めてしまう可能性が高いのです。
だからこそ、面接官のほうから前職の不満を聞いて、応募者の本心を少しでも探ろうとするのです。
この質問はうかつに答えると即不採用になりかねません。
後ろ向きな理由で辞めた人は、十分注意して回答を考えましょう。

質問のねらい
自社でも同じ不満で辞めてしまわないかを判断する。
向上心に基づく不満であるかどうかをチェックする。

自分の向上を阻害する不満を挙げる

まず絶対にしてはならないのが、前の会社の悪口を言うことです。
感情をコントロールできない、世話になった会社の恩を感じない、いつも愚痴ばかり言っている人……などと、マイナスの印象しか与えないからです。
また、上司や同僚とうまくいかなかったなど、人間関係上の不満も禁句です。
そういうことはどの会社でも起こり得ますし、
気の合わない人とどのように合わせるかが組織人として大事なことだからです。
「前の会社のこういうところが私の向上を妨げている」という回答をして、
「自社ならばこの人の不満は解決され、実力を発揮してもらえる!」と面接官を思わせることです。

回答のポイント
会社の悪口、人間関係上の不満は言わない。
仕事上の不満の中で、誰がどう考えても当然だと思える不満を挙げ、
その不満について改善要求を出したが、受け入れてもらえなかったことを言う。
「○○の仕事をしたかったが、できなかった」という不満を挙げる場合、
自分がどこまで努力して、どういう理由で認められなかったかを言う。

回答例

社内ネットワークが不便
他支店との連絡手段が電話とファックスのみで、
送られてくる書面も不鮮明だったりして、連絡ミスが多発していました。
このままでは雑務ばかりに時間を取られるため、社内メールの導入を提案したのですが、
導入および研修にかかるコストの都合上、受け入れられませんでした。
実力をつけたはずなのに
一般事務の仕事でアルバイト社員の給与計算を担当しているうちに、
経理の仕事に興味を持つようになりました。
「実力を証明できたら異動を認める」と言われたので、
簿記2級取得と弥生会計の使い方をマスターしました。
しかし、会社の経営が不安定になり、当面は今の体制を変更できないと言われ、
認められませんでした。
保守的な体質が不満
家庭用ゲーム機のソフトを開発する会社で、携帯電話向けアプリの開発をやりたくなり、
プロジェクトの幅を広げる提案をしました。
しかし、その会社が使っているフレームワークでは作れないとの理由で却下されました。
私自身は使用言語や開発環境については十分研究して理解していますが、
やはり保守的なところもある会社だったので、夢が叶いませんでした。

こんな回答をしてはダメ!

特に不満はありませんでした。
「それならなぜ転職するのですか?」と聞かれます。
上司と気が合わなかったからです。
人間関係の不満はどの会社でも起こり得ることです。
同じ理由で自社も辞めてしまう人だと思われます。
希望する仕事をやらせてもらえなかったからです。 (終)
自分の希望ばかりを主張したのでは、
単に能力がないから仕事を任せられない人と思われます。
仕事がつまらないからです。
「では、面白い仕事を与えてもらえるように努力や提案をしたのですか?」
と聞かれます。
転勤を命じられたからです。
転勤や異動などの不満も、向上心が感じられず、「逃げている」という印象を与えます。
小さい会社でいつ倒産するか分からないからです。
その会社を支えるのは社員です。
会社依存をアピールするような回答では採用されません。
残業が多くて大変だったからです。
これでは単に仕事が嫌いな人と思われるだけです。
残業代が支払われなかったからです。
違法行為ですね。ごもっともな不満です。
しかし、前の会社の悪いところを強調しすぎると、
あなた自身もそんな悪徳会社の社員ということで評価は低くなるでしょう。